きぬさや自由帳

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子どもに教える時に・・・

家で子どもの勉強を教えていますか?

 

これが案外難しい。

教師をしていた私ですが、自分の子どもには教えるのは嫌でした。

なぜなら感情が入るので、ついつい叱ってしまう。

 

でも教えないといけない時もありますよね。

 

よく聞かれるのが、「算数の計算などでも自分たちのころとはやり方が違うがどのように教えたらいいの?」という質問。

 

実際に繰り上がりの書き方などは、教科書によっても学校によっても違うのはよくあることですし、教科書の記述も新事実や科学の発達によって変わってきたものもたくさんあります。

 

なので、子どもに教える時には、まず教科書やノートを見てやり方を確認して、同じように教えてあげるのがベストです。

 

わからない時は「学校で聞いておいで」という方がいいでしょう。

 

そして、覚えておいてほしいのが、子ども一人ひとり理解の仕方も脳の使い方も違うということです

 

自分が得意だったから子どもも得意ということはないのです。

 

人は自分の得意なもののほうが教えるのはへたです。

自分が苦労せずに会得したものは、どのように考えて会得したかがわからないことが多く、人に伝えにくい。

 

自分が一生懸命努力して会得したものは、そのプロセスを教えることができるので、人にもわかり安く説明できるのです。

子ども同士の教えあいのほうがわかることが多いのもこのためです。

 

ついつい大人は自分が分かっていることは、小さい時から簡単に分かっていた、できていたと思いがちです。

 

子どもに教える時には、「誰もが最初は初心者で、わからないのが当たり前」ということを心にとめて、イライラしないで気長に付き合ってあげてくださいね!