先日子どものもめごとの対応から学校で暴力事件があったことが報道されました。
子どものもめごとは心配ですよね。
いじめられていないか、けがをさせられたら・・・
いろいろなことが考えられて、ついつい口出しすることもあるでしょう。
学校に言っても改善されないので、相手の親に直接交渉なんてこともあるかもしれません。
子どもにとって もめごとは 「ない 方がいい」?
子どもからいろいろ聞くと心配なので、できるだけ「ない方がいい」と思っている方も多いかもしれません。
でも、人が生活していく中でもめごとが一切ないなんてことがあるでしょうか?
考え方の違う人と生活するわけですから大きい小さいはあっても、もめごとがない方が不思議です。
では、その対処の仕方はどのように習得していくのですか?
私は学校で集団生活を送る意味はそこではないかと思います。
いろいろな考え方の人がいて、自分の思う通りにはなかなかいかない。
人と折り合いをつけたり、時には自分が折れたりしないといけません。
学校では失敗しても見守る大人がいますし、仲介してもらうこともできます。
もめごとをいくつも経験し解決していく中で、対処の仕方や周りとの合わせ方が学べるのではないでしょうか。
もめごとの多い子は人との間合いの取り方や人と合わせることが未熟な子が多いです。
もめごとを自分の子の成長の機会としてとらえ、先生や学校と協力して、本人の力で解決できるよう助力してあげることが大事だと思います。