もし、わが子が不登校になったら・・・
3月9日の朝日新聞の教育欄の「不登校離職(上)」では、不登校になった子どもの親の5人に1人が離職しているという事実を伝えています。
不登校になってしまい、学校に行かない子どもだけを家においておけないのでしかたなく・・・ということです。
実際に親と離れるのが不安で不登校になる子もいます。
けれども、そんな子ばかりではないです。
子どもも親が辞めたことに引け目を感じるかもしれません。
では、どうすれば?
ケースバイケースなので一概には言えませんが、まずは子どもに寄り添って様子を見ないとしかたがありません(一日二日は)。
そして、いろいろな機関や制度で使えるものがないかを調べましょう。
学校の先生や市町村の相談窓口に子どもの居場所などがないか相談してみたり、勤め先に利用できる制度(介護休暇など)がないか聞いてみて、利用できないか考えましょう。
多くの場合不登校は長丁場です。それを含んだうえで考えてみてください。
11日付の「不登校離職(下)」で書かれているように、即座に仕事を辞めてしまうという決断は下さないほうが良いと思います。
転職なども含めて、とりあえずいろいろ考えて、外部にも助けを求めましょう。
これは介護離職にも言えることですが、離職すると結局大きな負担を一人で抱えることになります。
たとえ、自分の子、自分の親であっても、四六時中一人で相手をするのは、自分の健康にも精神にもよくない。それは、当事者にとってもよくないです。
仕事を辞めるくらいなら、その収入をすべて使っても色々なところに助けを求められるのではないでしょうか?
一人で抱え込まないことがとても大事です。