きぬさや自由帳

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不登校児への対応

不登校の子がいるのでは?

新聞やTVなどでも報道されているように、不登校の児童生徒は増え続けています

 

一方で学校や社会は少しずつですが受け入れる場所づくりが進んでいますが、まだ十分とは言えないでしょう。

 

3月9日の朝日新聞教育欄では、不登校になった子どもの親は5人に1人が離職しているという事実を伝えています。

現役時代何人かの不登校児を担任しましたが、ほとんどのお母さんが専業主婦だったり離職されたりしていました。

 

当時、母子家庭で仕事を辞められずに家に子どもを残しているお母さんもいましたが、「大丈夫かしら?」と心配しつつも、なかなか打つ手を見いだせませんでした。

 

生活があるので仕事もやめられないのもわかるし、でも、でも子どもは・・・

 

子どもに寄り添ってあげてほしいけど、

仕事を辞めたら生活できない親も多くいると思います。

 

教師としては、そのことをわかっていないといけないと思うのです。

 

不登校の子どもには、本人へのケアも必要ですが、実は保護者へのケアが大事だと思います。

 

いろいろな機関につなげ、利用できる制度があれば利用できるようにすることは大きなサポートです。

 

また、保護者と話をして、保護者の気持ちを軽くするなど精神的に支えることも大事です。

 

保護者の考え方が変わると子どもも楽になることがあります。

 

そして、保護者と言えども、四六時中子どもに向き合っていることはしんどいです。

 

そんな保護者と子どもをサポートするのは、担任だけでは荷が重いでしょう。

ぜひ、学校で取り組んでください。

 

また、教育委員会はそのような役割を担う教職員を派遣してほしいと切に願います。