思い込み、過度な期待は✖
クラスにはいろいろな子がいます。
勉強が良くできる子、できない子。
気の強い子、弱い子。
リーダーシップを発揮できる子、ついて行くタイプの子。
ただ、気を付けたいのは先生や大人の勝手な思い込みと過度な期待です。
人間はいろいろな側面を持っています。
一面だけ見て「こんな子」と決めつけるの大変危険です。
特に「この子に任せておいたら大丈夫」というのは、過度な負担を子どもに強いてしまいます。
もうすぐクラス替えのシーズンですが、クラス経営において「しんどい子」の面倒を見させるために、ずっと同じクラスにしている子はいませんか?
一生懸命頑張っている子であればあるほど、負担が大きくなります。
一度考えてみてください。
このように、普段の学級経営で、ついつい出来る子への期待が過剰になっていませんか?
「この子はわかっているはず」
「この子なら大丈夫」
そう思っている子がいるなら危険です。
娘の小学校のころのことです。
クラスの女の子に「あんたなんかきらい」と言われたので、「私もきらい」と返したら、最初に言った子が泣き出しました。
先生は言い返した娘だけを叱ったのだそうです。
娘は家に帰って、理不尽だと嘆いていました。
教師である私は、先生の気持ちがわかるので、「あなたならわかっているでしょう。という気持ちなんだよ。」と言ったのですが、やはり子どもの気持ちとしては納得いかなかったようです。
そうです。どんなに頑張っていても、判っているように見えても子どもなのです。
いえ、大人でも「判っている」と見えるのはあきらめている人なのかもしれません。
やはり、子どもたちには平等な扱いを心がけるべきなのだと思います。
それが難しい時にはきちんと説明してあげましょう。