応用行動分析学を応用すると・・・
8月24日の朝日新聞「be on Saturday」のフロントランナーで取り上げられていた、応用行動分析学者で西軽井沢学園の理事でもある奥田健次さんの記事を読みました。
「応用行動分析学で直せない行動の問題はない」
行動の原理はとてもシンプルで、行動によって「良いことが生じる」か「嫌な事が消える」と、その行動は増えていく。反対に行動によって「嫌な事が生じる」か「良いことが消える」と、その行動は減っていく。
大きな声を出したらお母さんが構ってくれた。すると、構ってもらえることは良い事なので、「大声を出す」という行動は増えていきます。
大きな声をあげた時に無視して、静かに遊んでいる時に楽しく相手をしてあげると大声をあげなくなります。
ところが多くの場合、「子どもが世話のかからない時はほったらかしで、何か不適切なことをしたら叱る(構う)」になってしまっていませんか?
奥田さんの作った「さやか星小学校」では、先生はせかさず、叱らず、できたことをほめるそうです。
「せかさず、叱らず、できたことをほめる」
学校でも家庭でも子育ての基本だと思います。
ただ、思っていてもついつい叱ってしまう・・・
反省してもついつい・・・
人間ですからなかなか思う通りにはいきませんが、心がけることで少しでも出来るようになります。
最初から完璧にできる人なんていないのですから、そんな気持ちで日々子どもたちに向き合うことで親も成長するのではないでしょうか。