中学受験は落ちても公立中学に進学すればいいから軽い気持ちで受ければいい。
そうなんです!
でも、実際には、受験のために1か月お休みして、友だちにも私立を受けることが知られている。
塾の友だちは希望校に合格したのに自分は・・・ などなど
親も子もなかなか割り切れないものなのです。
そこで、何回も受験したり、全然希望ではない中学に決めたりということが起こります。
やはり精神的な事が大きいので、一度失敗すると二度、三度と思うように実力を発揮できない子も見かけられます。
なにより、失敗してショックを受けているのは保護者の方で、それを見て子どもがますます落ち込むなんてことも。
親のイライラを子どもに向けては、子どもはもっとしんどくなります。
高校や大学受験でも「口出しできない親の立場の方がしんどい」というのはよく聞く話ですし、私もそう思いました。イライラしますよね。わかりますが・・・
中学受験では、当事者が未熟な分、自分だけでは抱えきれない不安やイライラを抱えながら、受験に臨んでいることを理解してあげなければなりません。
つまり、親はド~ンと構えて揺るがないことが大事なのです。
公立中学に進学してもOKだと、親自身が心の底から思っていないとダメです。
中学、高校、大学どの時代も、どの学校に行くのが一番その人にとって良いかは、行ってみなければわかりません。
たまたま行った学校が向いているかもしれないのです。
でも、「失敗した」「ここはダメだ」と思いながら通学してもいい方向には向きません。
失敗しても「やってみることに意義があった」と思えるような受験が出来るような精神的サポートが、親に求められる一番の役割なのです。