「一日2時間、明るさ千ルクス以上の光を浴びると近視の発症を抑えられる」って知っていますか?
近視が将来の目の病気のリスクを高めるというのは、最近母の眼科に付き添っていて知ったのですが、記事によると、強度の近視の場合そうでない人に比べて、緑内障のリスクが3倍、網膜剥離が13倍も高くなるそうです。
また、近視は低年齢ほど進行が早く、10歳以下で発症すると強度の近視に至ると考えられていて、低年齢での発症予防が大切です。
近くを見る作業が多くても、屋外活動時間が長ければ発症を抑えられるんですって。
台湾やシンガポール、中国の小学校では国語や算数の授業を屋外でするなどの活動を取り入れ近視眼病率の減少に成功しているそうです。
小学校ではデジタル化も進み、目を酷使することがますます増えていますし、もっと小さい子どもたちも早くからタブレットなどデジタル機器に触れていることもあるでしょう。
また、温暖化でついつい屋内で過ごすことが多くなったり、習い事が多くて屋外で遊ぶ時間が取れないなんて子も増えてきているように思います。
一生使う大事な目ですから、大事にしたいものです。
一日2時間の屋外活動で近視の発症リスクを軽減するのですから、学校だけでなく、家庭でも考えていかないといけないと思います。
でも、日本は本気になるのが遅くないですか?
台湾では1990年代から取り組んでいるらしいですよ。
学校に勤めていた私でもぜんぜん知らなかったのですから、もっと周知した方が良いと思うのですが!