3月は別れの季節、卒業卒園がすぐそこに。そして、その後には新入学の4月です。新入学を控えている保護者の方は、期待半分、不安半分でしょうか?特に初めて入学を体験するご家庭では心配の方が多いかもしれません。でも、親の方が不安になると子どもはもっと不安になります。みんな経験することです。心配はいりませんから、「なんとかなる大丈夫!」としっかり心に言い聞かせて、子どもを安心させてください。
中学や高校はもう親の手を離れているので、ある意味心配しても仕方ないところが多いですが、小学校の入学はそういうわけにはいきません。保育園や幼稚園とは違うところも多いのです。
そこで、入学までに今からしておけることを紹介します。
まず、学校の通学路の確認と練習です。通学するのが不安では学校自体が行きたくなくなってしまいます。今から学校に通う練習をしておきましょう。遊び感覚で、幼稚園の行き帰りに、休みの日の散歩に、親子で歩いてみましょう。幼稚園はバスでというお子さんも多いでしょうから学校までの道を歩いておくことはとても大事です。また、大人の目でも通学路の危ないところを確認しておいてください。
次に、幼稚園や保育園でも多分してくれていると思うのですが、自分の名前が読めて書けることはできればしておいてほしいことです。今ほとんどの子が入学前に文字をどこかで習っているので、書けない子は少ないです。それだけにできないと取り残された感じがします。早くできるのがいいわけではありません。小さい時からできる子は書き順などが間違っていることもありますし、急ぐことはないですが名前は読んで書けた方がいいです。
また、名前を呼ばれて返事ができるとか、自分の気持ちを伝えられるなどは、お家でも遊びのように(学校ごっこ)慣らしておきましょう。普段幼稚園や保育園でできているのであれば心配いらないと思います。
それと、着替えが自分でできますか?体操服に着替えたり、検診があったり、学校で服を脱いだり着替えたりすることが多いです。自分で着替えてきちんと畳んで置いておけるように今のうちに練習しておきましょう。朝起きた時に自分で服を着て、パジャマをたたむ。そんなことを習慣づけておけば学校に入ってから心配することはないです。自分で服の用意を前日にできればもっといいですね。
子どもたちも学校に入るのを楽しみにしていることだと思います。いろいろと「しなくちゃダメ」が多くなると入学前からしんどくなってしまいますから、あくまでも楽しく準備することが大事です。できていなくても心配ないので、大人も楽しみながらゲーム感覚、遊び感覚でいろいろな習慣を身につけさせてください。