きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

離島留学ができたなら

子どもは環境を選べない

ある朝、ラジオで「離島留学」の話をしていました。山村や離島などに移住して、又は子どもだけ預かってもらって、小中学校に通う制度というのはかなり前からあるのは知っていました。

過疎地では子どもが減少して学校の維持が難しい一方、都市部では都会にはない自然に囲まれたところでの教育に魅力を感じる親や子どもがいるという、お互いのニーズを満たした取り組みです。

大阪城

そしてこれは、いろいろな意味ですごくいいことだと私は思うのです。今までの経験から、もっと少人数でのびのびとした学校生活を送ることができれば、もっと自分を出せるはずなのにと思う子もいましたし、環境を変えたら自立できるのではと思った子も。

子どもは自分の成育環境を選べません。でも、できるだけその子に合った環境で育つという選択肢を提供出来たら、救われる子がいるのではないかと思ったのです。植物が好きな子、動物が好きな子、物を作るのが好きな子などいろいろな子がいます。どんな環境下でも自分を出せる子は良いのですが、大勢の中では自分の良いところも出せない子もいます。そんな子にはもっとゆとりのある所だったら自分を出しやすいのではないかと。


また一方、いろいろな所で後継者不足も言われています。これも、都会の中で生活していると目にふれない知ることのない仕事が多いように思います。都市部の多くの子どもたちには職業選択の選択肢にも入っていないのです。でも、そんな仕事が合っている子もいるはずなのです。

子どもが自分に合った環境で育つことができるのは、満足の行く職業を選んで自分らしく生きていく助けにもなるはずです。


今日本で海外のインターナショナルスクールの開校が増えているそうです。少人数で自由なカリキュラム、体験や対話、主体性を重視した学校で、本当に面白そうな学校だと思うのですが、庶民の通える学費ではありません。

いろいろな地域があり多様性のある日本で、きっとどこかにその子に合った教育環境があるのではないかと思います。お金がかからずに自分に合った教育環境が選べる、そんなことが出来たらいいなと思います。


子どもだけでなく、家族で自分たちにあった環境で生活できればもっといいですよね。
その土地で自分に合った職業につけて子育てができる。それも日本全国の活性化にもなると思いませんか。

今の環境が合わない子のためのいろいろな制度や選択肢ができてほしいです。みんなが自信を持って大人になれるように。