きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

子どもを怒鳴っていませんか?

「怒り爆発」どれくらいしていますか?

子育てをしていると、子どもが思い通りにならなかったり、危ないことをしたりすると「怒り爆発」なんてこともあります。年に一度の爆発ならいいのですが、いつも爆発していませんか?

11月25日の朝日新聞の生活のページに『「怒鳴り親」にならないために』という記事がありました。児童養護に携わる土井高徳さんの出版された「怒鳴り親」という本の中から、「怒鳴り親」にならないために親が知っておくことが書いてありました。すごくわかりやすくもっともだと思ったので紹介します。

妻籠

まず、親が怒鳴る要因が親にある場合は、親が子どものころ、家庭内の問題を暴力的に解決されていたりするとその子育てのやり方が次世代に投影されやすく、過去の傷ついた体験が子どもからの刺激で爆発してしまう。このような時の対処法は、「自分の過去を見つめなおすことで、過去と今を分けて考えられるようになる。」

また、子どもに要因がある場合は、子どもの発達段階で、反抗期や思春期などが一過性のものである事など子どもの発達過程を知っておくと対処しやすい。また、発達障害など、発達に偏りがある場合もその特徴を知っておくと対処しやすい。

怒りが沸騰しそうになったら子どもを別の部屋で待たせたり、深い呼吸をするだけでも役に立つ。不適切な事をした時にも、「軽く叱って、しっかりほめて」。軽く叱るほうがいい結果につながる。

他人への加害行為や盗みなど許せない範囲を明確にし、子育てで大事にしたいことを夫婦で話し合う。「子育てで最も大切なことは、一人で抱え込まず誰かに相談することです。」

と記事が結ばれていました。

唐招提寺

まさにその通りだと思いました。子どもは不適切な事をいろいろします。して当たり前です。すごく怒鳴っても、くどくど叱ってもやめません。大人だってやめなさいと言われてもやめられないことがたくさんあるでしょう。すぐに直せない癖も。なのに子どもには怒るんですよね。「すぐ直せと。」

*宮島


心理学を学習した時に言われたのが、「してほしい行動を褒めるほうが、してほしくない行動を叱るより早い。」ということでした。子どものために叱っていると思いがちですが、実は自分の怒りが抑えられず、ただ爆発させているだけで、子どものためにはなっていないことがほとんどです。それを知っておくことと、自分の怒りを抑えるコツや子ども以外のイライラの原因を解消しておくことなどで、少しは「怒鳴り親」にならなくていいかもしれないと思うのです。「怒鳴り親」になってしまうと実は一番しんどいのは親自身なのですから。