きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

いじめは無くすことができる?

疲れているこの時期 気を付けて

明日から11月。あと2ヶ月で冬休みです。行事も残り少なくなってきましたが、今までの疲れが出る頃なので、子どもたちも先生方も大変でしょう。この時期子どもたちの間で深刻になってくるかもしれないのがいじめです。


はっきり言っていじめはいつだって起こりますし、なくなることはありません。
ですから、いつも現在進行形で起こっていると思っておいた方がいいのです。

とても仲の良いクラスもありました。いじめるような子もいないしみんな仲良く見える。でも、後でわかったことですが、疎外感を持っている子もいたのです。こちらから見ていると「みんなやさしいやん。」と思っていても、本人はみんなが僕のことを認めていないと思っていたのです。卒業式の後、お母さんからそのことを聞きました。卒業式の様子を見て、「他の子が優しかったのがよくわかりました。」とお母さんに言っていただけて、本人も気持ちよく卒業していったのですが、私にとっては「えっ!いじめられてると思っていたの?」と衝撃でした。

別の学年ですが、「いじめられてない?大丈夫?」と尋ねた子から「みんながいじってくれているだけだから全然気にならない。」と返された時もビックリでした。まあ、本心でなかった時を思って注意深く見守りましたが、その後も元気に卒業していき、中学でもみんなの中で活躍していました。


「いじめ」とは自分がいじめられていると思った時点で発生するのですから、いつ発生してもおかしくないのです。正に思わぬところで発生していることやこちらがいじめだと思ったことでも本人たちの中ではそうでないこともあります。いつも、子どもたちの様子を注意深く見守り、いつでも話せる、手をさしのべられる雰囲気を作っておくことが大事なのだと思います。


いじめは無くなりません。だから余計に「どんなことがあっても生き抜いてくれる子ども」に育ってほしい!と思うのは私だけでしょうか?