きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

東北旅行記(2日目)

安比高原(岩手)~青森~十和田湖(青森・秋田)

安比のホテルは6時30分から朝ごはんが食べられました。この30分は、この日青森まで行こうとしている私たちにとって貴重!

昨年は三内丸山古墳に、今年は恐山に行ってから十和田湖へ。青森県へ上がってから下りてくるルートで、十和田湖の手前で奥入瀬渓流に寄りました。

三内丸山遺跡と次の日に行った大湯環状列石については、5月30日付のブログに縄文時代の遺跡について書いたので、今回は恐山のことを・・・。

*恐山山門


今回の旅のメイン 「恐山」!

「イタコ」が死んだ人の魂を呼び出してくれる「くちよせ」で有名なあの恐山です。ただ、「イタコ」は恐山の大祭の時だけ来られるそうで、普段はいないのです。

青森県下北半島の真ん中あたり宇曽利山湖に面している火山ですが、霊場としての恐山は低いごつごつした岩山です。

安比を午前7時に出て、着いたのは11時半。着くなり「恐山!!」何とも言えない雰囲気の漂う場所でした。門を入る前から門の向こうは「賽の河原?!」という感じ。お金を払って、一歩入ると荒涼とした岩山と大きな門。風で回る無数の風車。ほのかに漂う硫黄臭(亜硫酸ガス)。雰囲気抜群です。

*亡くなった子どものために結ばれた草  *顔?


少し行くと温泉が、女風呂、男風呂があります。大きな宿坊があるので泊る人用なのかと思っていたら、訪れた人は誰でも入れるそうです。お風呂が境内?の真ん中にあるなんて!夜はこわい!!女風呂は誰も入っていなかったので写真を撮らせてもらいました。(男風呂は誰か入ってた。)知っていたら浸かってきたのに・・・残念。訪れる時は、是非タオルを持って行ってください。

*男風呂               *女風呂の中

順路に沿って一周回ってきて1時間くらい。ごろごろ岩道を進んで、あちこちから吹き出る蒸気を見て地獄の様を体験した後、宇曽利山湖に出たところが極楽浜なのです。俗世から逃れるのにいかがでしょうか。まさに神秘的な景色でした!

 

*宇曽利山湖           *恐山の少し手前にある橋(三途の川)


そこから3時間、十和田湖へ。

十和田湖から流れ出す渓流が奥入瀬渓流です。ここの素晴らしいのは、道の横に渓流があること。普通は道の下の方に渓流があるのに、美しい渓流のすぐ横に道があるので、すぐそばに流れが見えるし、渓流に降りるのもすぐ、写真の風景の中に身を置くことができるのです。遊歩道もあるので歩くこともできるようですが、私たちは途中の小屋付近に車を止めて少し渓流に降りて楽しみました。

奥入瀬渓流

昨年は少し早めについたので十和田湖を一周しようと車で・・・。霧でなにも見えないうえに十和田湖の周りの道路はうんと山の上の方を通っていて、道は狭いし周りは樹木だらけだし・・・。一時間ひやひやしただけ!大変でした!!車で十和田湖一周はやめた方がいいと思います!やはり天気がよければ遊覧船で湖上から眺めるのがいいのでしょう。

こうして、2日目が終わりました。