きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

制服を考える

あなたの学校は制服ですか私服ですか?

制服や標準服の学校もあるでしょうね。ある意味制服だと今日着ていく服を考えなくて良いので親も面倒くさくない。ただ、制服代が普段の服以外にかかるということがありますが。

私は、中学・高校は制服(セーラー服)でした。当時は調整期間もなく、6月1日、10月1日の衣替えで夏服冬服が変わっていましたから、5月下旬は地獄の暑さで、背中を汗が伝っていました。また、寒くてもスカート。男子のスラックスが羨ましかった!洗濯できるのは週末だけだし、洗濯も大変。でも制服も、女子のスカートも当たり前だと思っていました。

子どもが中学の時、クラブ活動をしていたら朝練から放課後の練習まで体操服でいてもよかった(つまり制服を着ていかない)時期があり「ええなあ。」と思いました。学校で着替えるのも面倒だし、体操服だと動きやすい。洗濯簡単でアイロン要らず。価格も安いので、洗い替えを用意できる。残念ながら途中で制服を着て登校するように変わりましたが。

制服の小学校の近くを通りかかると、上はブラウスで、男子は半ズボン、女子はスカートの昔ながらの制服姿の子どもたち。今までは普通に思っていたことが、このご時世にこれでいいのかな?と思いました。女子のスカートは体が大きくなってくると短めになるし、遊んでいるとめくれます。

家の近くの中学校では制服が変わって男女どちらでもスカートとスラックスが選べるそうです。詰襟ではなくブレザーに変わったので、温度調節もしやすくなったそうです。自分の時代にそうであれば楽だったのにと羨ましく思いました。ただ、女子でスラックスを選んでいる子はまだ少ないのかもしれません。(あまり見ないので)

こんなことにも性別に関する固定観念があり、なかなか是正されないのを感じます。

自分が小学校で制服を経験したことがない(勤務校も含めて)ので、何とも言えないところはありますが、自分の体感温度や動きに合わせた服が選べる私服で良かったと思います。伝統的に制服のところも、ジェンダーフリーの観点からも性の固定感を持たないような制服を考えていかなくてはならない時にきているのではないでしょうか。

長い年月で培われてきた性の固定観念。「気の付かないうちに勝手に身に付くようになっているのをおかしい」と感じていくことからジェンダーフリーは少しでも進めていけるのではないかと思います。当たり前で本当に良いのでしょうか?*ハイビスカス