きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

近つ飛鳥博物館と弥生博物館

歴史を感じに訪れませんか?

大阪府河南町にある近つ飛鳥博物館に行ってきました。周りを木々に囲まれた思いのほか山の中にありました。大阪府和泉市の弥生博物館には6年生を連れてよく行ったのですが、ここは初めてでした。

大阪の6年生は、社会見学で行くことも多いと思うのですが私なりに2つの博物館を比べてみました。

時代的には、弥生博物館は名前の通り弥生時代の展示が中心で弥生時代の環濠遺跡や卑弥呼について取り上げられているのに対し、近つ飛鳥博物館は古墳時代の後半から飛鳥時代にかけての展示で前方後円墳聖徳太子を取り上げていました。

弥生博物館は中央の卑弥呼の像、竪穴住居の中の生活の様子など、近つ飛鳥博物館は仁徳天皇陵の大きな模型、聖徳太子の石棺とVTRなどそれぞれに工夫された見ごたえのある展示が目を引きます。

周辺の施設では、近つ飛鳥博物館は周りが史跡公園になっていて園内に102基の古墳があり、そのうち40基が見学できるそうです(今回は行っていません)。とっても緑豊かな散歩したくなるようなところでした。また、館内で修羅引き、勾玉作りなどの体験もできるそうです。

弥生博物館では館の前で実物大の竪穴住居の骨組みを組み立てる体験ができますし、隣接して池上曾根遺跡があり、竪穴住居や高殿などを見学できます。また、池上曾根遺跡と道路を隔てたところにある弥生学習館では勾玉作りなどの体験をすることもできます。

勾玉作りは学校でもできるのですが、粉の処理、補助してもらえる、道具がそろっているなどを考えると体験させてもらえるほうがいいです。

アクセスでは弥生博物館はJR阪和線信太山駅から徒歩10分程度、近つ飛鳥博物館は電車からは遠いので車で行ったほうが良いと思います。

どちらの博物館もワークシートなどの用意もされていて小学6年生の社会見学にはいいところですし、休日に子どもを連れて行くのもおすすめです。府立なので中学生以下は無料、大人も常設展だけなら310円とリーズナブルです。

歴史を感じに、一度訪れてみてはいかがですか?

*作った勾玉(弥生学習館)   *仁徳天皇陵の模型(近つ飛鳥博物館)