先生になりたい人へ
先生を目指す人が減っているというのは皆さんも知っての通りです。でも、先生になりたいという人はいるはず。なりたい、なりたくないは別としてどんな人が向いているのか?私なりに経験をふまえて考えてみました。
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変化についていける人、変化を楽しめる人
移り変わりの激しい世の中で、次世代を担う子どもたちを育てるのですから変化に対応できないとだめです。パソコン苦手、英語ダメ、などと言っていられないのです。
また、毎日いろいろな問題が起こります。それに応じた対処をしていかないといけません。昨日と同じ方法では無理なことが多い。いつも考えて工夫することが大事です。毎日同じことがしていたい人は向いていません。
2.物事を客観的にみられる人
仕事に感情を持ち込むと好き嫌いが出てしまいます。プロとして、すべての子どもは平等に扱うべきです。そして、より客観的にみることによってその子の性格や行動の理由がわかってきます。子どもの喧嘩に巻き込まれたり、子どもと喧嘩していたら指導はできません。
それ以外に声が大きいとか話が上手いなどは先生としての強みにはなるでしょうが、訓練ややり方によってなんとかなるものです。
今から先生を目指す人にはそれぞれ理由があるでしょう。好きな職業であれば努力で自分を変えていけます。初めはそこまで好きでなくても一生懸命やれば好きになると思います。(私などは5年で辞めるつもりだったのですが、40年も続けてしまいました。子どもがあまり好きでなくても、変化が好きで、一歩引いて物事を見られたからかえってよかったのかなと思っています。)
どんなことでもイヤイヤやっていたらうまくいくわけがない。先生の場合、被害はクラスの子みんなにおよびます。子どもたちは身近な大人の生き方を見ていますから。
前に話したように先生って結構いい仕事だと思います。でも、向いていない人もいるのも事実です。そうならしんどいだけですものね。これから職業を選ぶ人は自分の性格を分析して自分が楽しめる仕事についてほしいと思います。先生は創意工夫がこらせる仕事です。創意工夫大好き!毎日同じことをするのはイヤだ!という人、是非なりたい職業に先生を加えてください!
現役の先生方!いつも変化を楽しんで子どもたちからいろいろなものを吸収して楽しい先生でいてください!
*グランドキャニオン