きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

先生のお仕事のいいところ

今、人気のない先生なぜ?

先生のなり手がない!今まさに深刻な問題です。先生のなり手がないので、休んでも講師がいない。産休に入るときも校長先生が一生懸命電話をかけまくって講師を探す。なんてことも・・・ひどい時には欠員のままなので今いる先生の負担がますます増えるなんて悪循環も起こっています。まして1か月の病休なんて・・・講師が見つかるほうが奇跡!私の勤めていた市ではそうでした。

こうなった原因の一つには教員免許の更新制度があります。10年で更新しなければならないなんて、大学の時教員になるという確信のある人以外免許はとらなくなります。また、いろいろな事情で離れた先生も更新していないと復帰できないです。この制度は来年なくなりますが、この10数年の間に講師になれる人がいなくなってしまい回復できるかは疑問です。

また、ブラックだと言われている教師の仕事。実際過労死レベルの仕事をしている人も多く見かけます。でも、40年この仕事をしてきて続いた原因を考えると「教師も悪くない!」いや、「教師って結構魅力的な仕事じゃん!」と思うのです。

その理由は、

  • 公務員なので悪いことをしなければ、リストラもクビもない。
  • 気を使うことがあっても有給休暇・病気休暇など休暇はきちんととれる。
  • 1年で区切りがある。多くの仕事の中で1年ごとにリセットできる仕事は少ないと思います。楽でもしんどくても1年たてばリセットできるのです。
  • 学期ごとに仕切り直しできる。夏休み、冬休みで一度お休みして1年を送れます。
  • 夏休み、冬休みは年休がとりやすいので長期の旅行が可能。     などなど

感情面は一切入れず、お仕事としての先生で考えました。こう考えるとそんなに悪い仕事でもない!

それ以外に子どもがかわいいとか、毎日いろいろなことが起こり刺激的であるとか、人によっては魅力的ではないかもしれないことも教師のという仕事の魅力だと私は考えます。

ただ、教師の世界は世間が狭い。学校によっては先生同士で対立して職場環境を悪くしているなんてところもあるようです。自分たちでも職場環境をよくしていかないといけないと思います。

そして、1番はやはりお金でしょう!安月給ではいい人材を集めるのは難しい。教師の人数も足りない!国の将来を左右する教育にお金をかけてほしいです。